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〜 旅好きのDNAが騒ぎ出す。次の目標は、世界の道を制覇! 〜

聞き手 最近はどこに旅されましたか?
国井さん 先週までプライベートでフィジーに行ってました。
聞き手 いいですね。
国井さん 去年までに、オートバイで日本を1周したんですが、日本のありとあらゆる道路を走りましたね。それで今年は海外にということで、アメリカ、イタリア、フィジーに行きました。
聞き手 旅を好きになったきっかけは?
国井さん 身についているものなんです(笑)。DNAというか、うちの家族がみんな旅人なんですよ。だからおのずと物心がついた頃から、移動が好きな子供になってました。
聞き手 ご家族でよく旅行をされるんですか?
国井さん 夏に北海道に1ヶ月滞在したりしてましたね。車で寝泊りするんですけど、そのときはそんなに旅が好きではなかったんです。やっぱり車で生活するのは不便だし。でもある日を境いに、「自然」っていいなと思い始めたんです。移動する時間が面白いというか。
聞き手 オートバイは、いつ頃から?
国井さん 23歳からです。大学を卒業したときに、船の免許を取ろうか、それともバイクにしようか天秤にかけたんです。でも23歳の甲斐性では、船はとても無理だとあきらめました(笑)。
聞き手 オートバイは何に乗っていますか?
国井さん ハーレーと、ビッグスクーターに乗っています。最初友達のハーレーのクラッチをにぎらしてもらったときは、びくともしなかったのですが、なんとかなるものです。何事も慣れですよね(笑)。
聞き手 どのように使い分けていますか?
国井さん 波乗りに出かけるときなど荷物が多いときは車、長距離の移動はハーレー、街中はスクーターと言う感じです。
聞き手 歩くのは?
国井さん 苦手です・・・(笑)。都内は人も多いし、駅の階段の上り下りとか結構きついですよね。もしかしたら1日1,000歩ぐらいしか歩いていないかも(笑)。
聞き手 国井さんの考えるオートバイの魅力とは?
国井さん 体一つで景色になじむことができるので、自分も自然の一部なんだと感じるところかな。それと、肌感覚が敏感になりますよね。においの変化とか、季節の変わり目も肌で感じることができます。
聞き手 自転車も好きなんですよね?
国井さん 自転車は普段の足です。事務所にも自転車通勤しています。
聞き手 自転車に乗っていて気になることはありますか?
国井さん 道路のどこを走っていいのかわからないときがあります。自転車もそこそこのスピードが出るので、歩道も歩行者がいて危ないし、かといって車道を走るのも危ないですよね。オランダとかは自転車と歩行者がちゃんと分けられているので、日本の自転車道も何とかしてほしいです。
聞き手 プロフィールによると、悪路・狭路の3桁国道がお好きとのことですが。
国井さん 大好きですね。国が造った道なのに、道路の真ん中に苔が生えていたり、突然きじが飛び出したり、非日常的な国道があるんです。そういう道には興味があります。
聞き手 こういう質問も変な感じですが、オススメの悪路・狭路は?
国井さん 四国なんかいいですね。特に193号線とか439号線。四国の山奥に温泉があるんですが、そこに行く国道が砂利道で、なんと最後は行き止まりになっているんです。昔、家族旅行で行ったことがあったのですが、この間久しぶりに行ってみたらまったく状況は変わっていなかったので、びっくりしました。
聞き手 海外の道路を走られて、日本との違いを感じることはありますか?
国井さん 海外に比べて日本の道は整備され過ぎている感じがします。もちろんいいことなんですけど、もうちょっと道が汚くていいから、高速道路の料金を下げてほしいなと思ったりします。イタリアとかは、ガソリンは高い(リッター140円ぐらい)のですが、高速道路料金が本当に安いですよね。1,000km走っても1,000円未満とか。日本で1,000Km走ったら大変な額になりますよ。
聞き手 国井さんは東京生まれ、東京育ちですが、東京の道路については?
国井さん すごく良くなったと思います。私が子供のときは、バブル期で渋滞もひどかった記憶があります。今はずいぶん改善されましたよね。新しい道ができたり、拡幅が進んだり。うちからは三宿が近いんですが、246から駒沢通りにドーンと抜けることができたり、世田谷区役所の前の道とかも便利になりました。
聞き手 一般的には、東京という街は車では移動しにくいという印象ですよね。
国井さん 東京は公共交通網が発達していて便利なんですが、車から見る風景が本当の東京ではないかと思うことがあります。だって5kmぐらい走ると、景色や雰囲気がまったく変わりますよね。新宿と渋谷で全然違うとか。こういうのは車で移動すると実感できます。
聞き手 国井さんは全国で、どこの町が好きですか?
国井さん 今も住んでいますが、世田谷が好きです。遠方から帰ってくるとほっとします。
聞き手 具体的にどんなところが。
国井さん 世田谷は、空が狭くて、家が密集しているんですけど、夕方住宅街を歩いていると、カレーライスのにおいがしてきたりとか、人のにおいがするのが世田谷の良いところです。心配なのは、開発が進んだときに、すべてが画一化されてしまって、特色が消えてしまうことではないでしょうか。
聞き手 ハーレーに乗って、怖い思いをしたことは?
国井さん 1日1回はひやっとしますね。昨日もバイクに乗っていたのですが、おばさんがこっちをまるで見ずに自転車で寄ってきました。
聞き手 「もっとこんな道路にしたらいいのに」と感じることは?
国井さん 歩道と車道の分離と高速道路料金の値下げですかね。あとオートバイ用のETCが最近できましたが、あれはいいですね。
聞き手 2輪車のETCは好評なんです。
国井さん オートバイは特に冬がめんどくさいんです。指先が凍ったりして、お金が落ちちゃったりすると、それを拾っているうちに、後ろが大渋滞していたりとか。
聞き手 ETCによって渋滞が解消すると環境の向上にもつながるんです。
国井さん そうですよね。東京の渋滞はだいぶよくなったと思います。最近は右折レーンも増えてきました。東京の空気もきれいになったと感じます。私もアイドリングをストップしたりして、エコドライブを心がけています。
聞き手 道路行政に何か要望はありますか?
国井さん 環七はよく利用するのですが、山手通りや環八に比べると、車線が狭いですよね。もっと道幅が広がれば、交通がスムーズになると思います。40km規制というのも問題かもしれません。
聞き手 国井さんのライフスタイルに憧れている人は多いと思いますが。何かアドバイスはありますか?
国井さん 日本全国を周って思ったことは、日本は楽しいということ。海外に行って帰ってくると、日本がまた好きになる。よく友達とかに、「日本で一番遠出したのは?」と聞くと、「長野」とか答える人がいます。それなのに、しょっちゅうハワイとかアメリカに行ったりして。そういう人が日本を貶したりすると、カチンと来ます。「そういうのは、ちゃんと自分の目で日本を全部見てから言えよ!」みたいな。だから、若い人もまずは日本を堪能してみてはいかがでしょうか。狭い国土ながら、こんなに特色のある国はないですよ。200kmぐらい移動すると、醤油の味とかが全然違うんです。
聞き手 遠出と言う意味では、最近どちらに行かれましたか?
国井さん 奄美大島まで行きました。しかも一般道で。東京から関西方面へ国道1号線、2号線を乗り継いで、それで四国に渡り、九州に渡って、2週間ぐらいかけてようやく鹿児島港にたどり着きました。そこからフェリーに乗って奄美大島に渡ったのですが、周りの旅行者はみんな、品川ナンバーのオートバイを見てびっくりしてました。
聞き手 それはびっくりしますね。一般道だと渋滞したりして疲れませんでしたか?
国井さん その過程が旅の醍醐味だと思っています。オートバイは体がむき出しの分、オープンマインドになるんです。その地方地方のおじさんやおばあちゃんと話をしたりすると楽しいですよ。
聞き手 走っているときは何を考えているんですか?
国井さん 取り留めのない妄想空想ですよ(笑)。いきなり、「次の仕事はこれがしたい!」とかひらめいたりします。そういうとりとめもない移動のときに考えたことって、意外と後になって仕事で役立ったりするんです。風の音を聞きながらの、無心の境地ですね。
聞き手 今後日本で行ってみたい場所は?
国井さん 佐賀県だけ行ってないので、嬉野温泉とか行ってみたいし、海とかもきっときれいなんだろうなと思います。
聞き手 今後の目標は?
国井さん 南米とアフリカをオートバイで走り抜けたいです。世界中の道を制覇したいというのが、今のところの夢です。でも、日本を制覇するだけでも大変だったから、世界を考え出すと途方に暮れちゃいます。でも、知らないことをもっと知りたいと思うし、もっといろんな景色を見てみたいと思っています。
聞き手 本日は、ありがとうございました。
